【選手レースレポート】Hexia cyclocros Gullegem(UCI-2) 積田連
Hexia cyclocros Gullegem(UCI-2)
カテゴリー Men Elite
コンディション 曇り/マッド
リザルト 29位(-5laps)
使用機材
フレーム Ridley X-night
タイヤ vittoria terreno
ハンドル/ハンドルステム ITM
サドル ASTUTE skylite vt3.0 FLUO
チェーン Kmc
グローブ ErgoGrip
ウェア Bioracer
ヘルメット HJC ibex
シューズ/ソックス Northwave extreme xc
補給食 Athletune
コンプレッションソックス Compressport
遠征バック Cannibal
アフターウェア類 おたふく手袋
ベルギー遠征ラストレースは、ステイしているkortrijkから5kmほどの近場、gullegemで行われたUCIレース。
直前の情報で、マチューやワウト、マイケル、ジャンニ、スティバルなど、ビッグネームが多数出場することを知る。
レースの1週間前から2回ほど試走に行った。平坦ストレートがほとんどで、人工のサンドセクション、フライオーバーや、小さいドロップオフ、登り返しがちょくちょくあるが、基本的にはスピードコースだ。ピット周辺は明らかに水が撒かれている感じで、マッド区間になっていた。
当日の試走では、タイミングよくマチューがいたので後ろにピッタリ付いて走って、ラインを盗んだ。スリッピーなコーナーリングでも抜群の安定感だった。
前半から上位選手達のハイスピードが予想されたので、今回の目標は40分走る事。そのためにはパックでの走行が不可欠。
スタートグリッドでは目の前にワウトやスティバル。一際大きな声援だ。
30secondsのコールから笛が吹かれてスタート。直後のホームストレートでは55km/hオーバーで、すぐに一列棒状になり第一コーナーを通過する。オフロードに入ると直線でドラフティングしていても全力で踏まないと置いていかれてしまう。
サンドセクションも一斉に突っ込むのですぐにラインを外して降車した。トップ選手はラインを外してもパワーで押し切っていたが、自分にはそこまでの安定感が無い。
今回は上手く3人ほどのパックに入ることができた。ほぼ付いているだけだが、コーナーリングなどのテクニカルセクションでは余裕を持って付いていけた。しかし、一箇所リムが全部埋まる程のマッドセクションがあるのだが、轍が深く固くなっていて、轍を綺麗にトレースできないと吹っ飛んでしまう。
最初の2周はそこでミスしてしまいパックから遅れたり、追いついたり。
3周目でパックから離脱してしまい1人に。
各所で"C'mon Ren!"と名前で応援してもらってとても嬉しかった。
ストレートで踏んで、テクニカルセクションはできるだけ攻めて、レースを楽しんだ。
30分を過ぎたあたりでラップアウト。目標の40分は走られず、プロのレースはレベルが違う。
これにて今シーズンのベルギー遠征が終了。
1レースも完走できず、世界レベルでの力の差がよく分かりました。
とにかく日本のレースとはそもそも種目が違うと言っても過言では無いほど、違う走り方をしなければいけない。フィジカルをアップさせれば、ある程度のレベルまでいけると思いますが、そこから先は何年も続けてヨーロッパで走り続けてレースに順応する必要があります。向こうに行って1レースだけ出る、それが小さなレースでも世界選手権でも間違いなく良い結果を残すことはできません。
コンディションもマッドレースが通常で、常に泥と寒さに対応しなければパフォーマンスが発揮できないと分かりました。
私は来シーズンはU23レースでの完走を目標に準備していきます。残る今シーズン国内レースも全力で頑張ります。
次戦は1月12日、JCX愛知牧場に出場します。
引き続きよろしくお願いします!
SNEL CYCLOCROSS TEAM 積田 連