シクロクロスミーティング#2 (JCX#2) 向山浩司
JCX第2戦で初出場の白樺湖を走ってきました。
結果から行ってしまうと、2週間前のJCX第1戦の小貝川はあともう少しで完走できず26位。
そして、今回もあと少しで完走出来ず24位。
これだけ書くと前回と大して変わらないように見えますが、だいぶ復調していると感じられる手応えも有りました。
今回はSNELチームのクルマに乗車し、早めに会場に着いたので若手のホープである小島選手と一緒に試走し、幾つかアドバイスをしました。まだ若いのに完成度の高い走りをする小島選手ですが、さらに上を目指すにはまだまだ粗削り。さらに速くなってもらうべく、気付いた点を幾つか指摘し、アドバイスをしました。同じチームメイトとして年齢に関係なく切磋琢磨してきたいので。
試走では、タフなコースだと言うのは思い知らされました。
さすがに標高の1500mあるらしく、ゆっくり流しても息切れするので、全開で走ったらかなり苦しいだろうなと覚悟。
途中にきつい登りが何か所かあるので、1周の中でも休む区間と全開で踏む区間を見極めてペース配分しないといけない。
そしてスタート。
スタート直後の位置取り合戦であまり脚を使い過ぎると後がきつくなるので、全開ではやらない。
恐らく周りも同じ考えだったらしく、そんなに踏んでないのに、3列目からの割にはまずまずのポジションが取れた。
だいたい20番前後くらいの選手が団子になっていて、抜きつ抜かれつでパックなような、パックじゃないような感じで走る。この状態は結局最後まで続いた。
そんな密集度の薄いギリギリ完走ラインのパックを藤田選手が凄い勢いで抜いていった。
彼はそのままのペースで最後まで走り、けっこう良い順位でレースを終えたらしい。素晴らしい。
自分の方はと言うと、試走では呼吸がきつく感じたけど、実際走ってみると思った程でも無い。
全開で走っているから呼吸が苦しいのは平地でも高地でも一緒。それ以上のことは無かった。
正直、昔の霧ヶ峰とかは本当の酸素足りなくて苦しかったけど、そう言う感覚は無かったから、野辺山に向けて明るい材料になった。
コースがきつい分、周りも自分も我慢のレース。
だけど、周りのメンバーは明らかに2週間前よりは強い選手ばかり。またこの2週間でコンディションを上げられたんだなと実感した。
走っている感覚も、2週間前は途中で苦しくなって激ダレしたけど、今回は苦しいながらも最後まで身体はそれなりに動いてくれた。あとはもう1段も2段も上へペースアップを図りたい。
そして、手の届きそうな所に一方的にライバル視している3UPの合田さんたちを捕えながら、80%ルールに引っかかること無くラスト2周へ。
実は、茨城のJCX第1戦では最終周回は脚きりしなかったので、これで完走は確定したかと思った。
とは言え、目の前に勝てたら勝ちたい人たちがいるので気を抜かず踏む。
そして、ラスト1周に入ろうとした時、なんと80%ルールに引っかかって降ろされて終了。
コンディションは上がっているものの、またまた完走できず、厳しい闘いが続いております。
そして次のレースは今週末。
ここまではレース間のインターバルが2週間あり、それなりにしっかりトレーニングしてコンディションを上げてこれたけど、1週間となると昨日の疲れを取った後に僅かな期間だけきついトレーニングしてすぐに調整になってしまう。それでもやれるだけのことはやって今回よりも良いレースをしたいと思います。
そして次はグリバーさかえのUCIレース。
本来なら、ド平坦のUCIレースなので、今シーズン最もUCIポイントに近いレースだったのかも知れない。
だから、まだコンディションが上がり切っていないことを悔いてもしょうがないので、会心のレースをするべく準備をしたいと思います。