【レースレポート】JCX#2 東北CX わたり WE 小田 恵利花

JCX第2戦東北シクロクロスわたりラウンド

◇天候:曇り
◇コースコンディション:ドライ
*フロントタイヤ:Vittoria TERRENO DRY 1.6bar
*リアタイヤ:Vittoria TERRENO DRY 1.6bar
◇結果:3位

東北シクロクロスわたりラウンドは、キャンバーが多くて好きなコースレイアウトであり、昨シーズンAJOCCレースで優勝した好感触のある会場だ。
レース当日の朝試走では、前日の夜に降った雨によって土が固まり、路面状況からはストレスフリーで走りやすく、フル乗車することができた。
しかし、昼試走やレースの時には完全にドライになり、埃っぽい路面状況で、凸凹の区間ではハンドルが取られやすい印象を受け、荷重に注意して走った。
タイヤは、前後輪共に迷わずVittoria TERRENO DRYをチョイスした。 今回、芝、土、砂利といった様々な路面が組み合わさっているコースレイアウトであったが、高速でも低速でもグリップし、安心して走ることができた。
試走では、レース本番に近い速度で走ることを意識した。しかし、レース本番の方が速いスピードで進入するセクションやコーナーがあり、身体の動きが遅れ、ライン取りが乱れ、大回りや無駄な減速が生じ、タイムロスすることが多かった。
スタート後、最初のキャンバー右コーナーの処理も悪い例の1つである。
せっかくホールショットを獲ることができたが、速度を活かした走りができず、イン側を取られ、第2コーナー時には3位に後退。
キャンバーを横切りながらの右コーナーや、キャンバーの直登セクションで、もたつきてしまい、さらにタイムロス。
その後も、無駄な減速や立ち上がりの加速にキレがなく、渡部選手、大蔵選手の背中はどんどん遠くなっていった。
さらには、キャンバーの荒れた箇所でフロントタイヤが土に引っかかり、バランスを崩して落車。
すぐリカバリーできたものの、焦りによるミスや下りコーナーでの無駄な減速が目立ち、先頭とのタイム差が大きく広がってしまった。
階段区間に突入する前の平坦区間は休む時間として、階段に備えて走ったことで、苦手な降車区間の遅さをカバーすることはできた。
しかし、再乗車する時のことを考慮したギア選択がうまくいかず、階段後やシケインの後の踏み出しにタイムロスが生じたので、先を見据えたギア選択ができるようにしたい。
次戦の11月5日JCX第3戦幕張クロスでは、ホールショットを獲る勢いでアグレッシブに走ること、JCX表彰台常連メンバーが見える位置で1秒でも長く走ることをミッションとして挑む。
そのために、今持ってる力を最大限に発揮できるように、心身ともに万全な状態になるように準備する。また、タイムロスを極限まで減らせるように集中して走る。

📷 Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)