【選手レースレポート】全日本選手権 佐川 祐太


第28回全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス

日時:2023年1月15日
場所:愛知県稲沢市ワールドネイチャープラザ
天候:晴れ
コースコンディション:Dry
出走カテゴリ:男子エリート
結果:25位(-4laps)

〜使用機材〜
バイク:RIDLEY X-NIGHT
タイヤ:Vittoria TERRENO DRY TLR (F1.60bar R1.65bar 体重67㎏)
ホイール: NASK Trading original Tune hub
ブレーキローター:GALFER
チェーン:KMC
ハンドル:ITM 440mm
ステム:ITM 110mm
シートピラー:ITM
バーテープ:ITM
サドル: PROLOGO scratch m5
ウェア:Bioracer
アイウェア:SALICE 027
シューズ:Northwave Rebel3
ソックス: Northwave
インソール: SOLESTAR TOUR
グローブ:FIST
ヘルメット:ABUS STORMCHASER
ケミカル: MUCOFF
補給食:ATHLETUNE
アップオイル:イナーメ・スポーツアロマ
リカバリーウエア:COMPRESSPORT
アフターウエア:おたふく手袋

ワイルドネイチャープラザで開催された全日本選手権に参戦してきました。シーズンで最も重要な位置付けのレース。例年は年末に開催されていたが今年は年を明けてからの開催。年末年始を挟む事でコンディション的にどうなるかと言うところ。
油断していたわけでは無いが運悪く年明けに体調を崩してしまった。全日本が迫る中で数日間練習が出来なくなりコンディション的に少し不安が残る状況でレースを迎えることになった。

レース前日、午前中に降った雨の影響でコース状況がどう変化するか注視していた。昨年11月末に同会場で行われたプレ大会と比べると若干のコース変更が行われていた。砂セクションがいくつか追加されていたが大まかなレイアウトは同じ。プレ大会の時もそうだが当日の砂の具合で状況が大きく変わると予想した。疲れが残らないように少し早めに試走を切り上げてレースに備えた。

レース当日、直前の試走では予想していたほど砂セクションの変化は無かったため苦手なポイントを中心に練習を行いスタートを迎えた。
BIBは34番の5列目。左端からスタートしたが直後に右側で落車が発生。避けた選手がこちら側に寄ってきたが巻き込まれずに砂セクションへ突入した。前の方ではまた落車が発生していたが、ラインをかえてこちらも回避。しかしピット前で他の選手と絡んでしまい落車。ここで足止めを食ってしまい出遅れるかたちでスタートとなってしまった。
自分が今どれくらいの位置にいるのか分からなかったので、ここからはひたすら前を追いかけるレース。焦りもあったがミスしないように走ることに集中して少しづつ順位を上げていった。砂セクションの走りは周回を重ねるにつれて安定してきた。ペースを落とす事なく走れており、実力は十分出せていると感じたが、トップからはタイム差が広がってしまい苦しい展開となった。
全10周回のうち4周を残して残念ながらタイムアウトとなってしまった。完走10人とサバイバルなレースとなりトップとの実力差を痛感する結果となった。

シーズン入り前に立てた目標がTOP10。直前に現状のコンディションを考慮して現実的なラインでTOP15を目標としていた。
結果だけみると25位は目標に届かず満足できるものでは無いが、遅れてしまってからも諦めずに最後まで集中して走れたことは良かったと感じる。砂セクションに対してポジティブにとらえられるようになったのも収穫だったと思う。
また来年も全日本というこの舞台で走れるように切磋琢磨していきたいと思う。

シーズンも終盤、残りのレースでしっかりと目標を達成出来るように頑張りたいと思います。引き続き応援宜しくお願いします。

photo by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)