シクロクロス東京 藤田拓海
今シーズンのレースもいよいよ最後のレースとなってしまった、今回の東京シクロクロスは-2lapの26位でゴールとなった。
前日のサンドスイッチエンデューロの疲れも少し残っていて朝から足が重い。しかし、試走では轍ができてきていたので、基本的に乗車して行こうという作戦でレースに向かった。
そしてエリートのレースがスタート。今シーズン一番の盛り上がりを見せる会場に、私自身も気合いが入る。1コーナーでは落車が発生していたが、うまく交し砂浜へと進入する。しかし、渋滞が発生しておりランニングになってしまう。ランニングになった途端、後続の選手にズバズバ抜かれてしまった。
何周回か完了し集団がばらけてきたが、すでに先頭の選手は遥か彼方…。とにかく、自分のリズムを崩さず砂浜で如何に乗車し、ランでの体力消耗を抑えるか、この事ばかりを考えてた。
そして、これが後半戦にいい働きをしてくれる事となった。
砂浜区間でのランニングで、徐々に自分より前にいた選手のペースが落ちてきた。その時自分は淡々とペースを守ってたので、まだペースを上げる余地はあった。
残り周回も少なくなってきた所で、今シーズンの全日本U23で、私がコンマ数秒で負けてしまった、臼杵レーシングの加藤選手がだんだん近づいて来た。そして残り3周を過ぎ、砂浜区間でオーバーテイク。ここからさらにペースを上げるも、後続からは招待選手がバンバン迫ってきていた。ゴール手前にトップの選手が迫って来てたので、それについて行こうとするものの1秒も付いて行けなかった。そして思った事は「あの人達ヤバイ」
結局-2lapという事で降ろされてしまったが、全日本以来の楽しめるレースができた。
結果から言うと、まだまだ至らない所は沢山ありますが、今シーズンからC1で走らせて貰えて、1勝も挙げ、さらには東京ではエリートも走らせて頂けて、一戦一戦少しずつではあるけれども強くなってるなと実感させられる一年でした。これにて今シーズンの公式戦は終了という事となります。今年も応援ありがとうございました。4月からはまたロードレースの方に専念しようと思いますので、会場でお会いした際にはお気軽にお声がけ下さい。それでは皆様、また来シーズンのシクロクロス会場でお会いしましょう。