【選手レースレポート】シクロクロス千葉 向山浩司

1/9はシクロクロス千葉でした。
全日本選手権から焼く1ヶ月。
もともと全日本選手権終了後は意図的に少しコンディションを落とそうと思っていたけど、なにせ師走の12月。色々有って当初の予定以上にガッツリとコンディションを落としてしまい、「今の身体は果たしてどれくらい動くのだろうか」みたいなノリで走りました。

会場到着後は試走。
基本的には例年通りのレイアウトだけど、砂の状態と言うのは毎年全然違う。
今年は例年になく乗車しやすい砂の状態で、コンディションが落ちている自分にとっては非常に有難い。なるべく乗車するようにして体力を温存すれば後半のペースの落ち込みを最小限に留められそうな感じ。

ただ、一つ誤算だったのが、思っていたよりも雪が残っていたこと。
今回の大雪、西東京よりも都心部の方が積雪が多かったらしく、うちの近所よりも千葉の方が残雪が多い状況。
コース上も残雪が朝の内は残っていて、自分の走る時間になって溶けたら厄介な路面コンディションになりそう。
加えて、ドライのつもりでいたのでマットタイヤは持って来ていない。
それでも昼の試走の感じでは、ぬかるんではいるけど、コーナーは意外としっかりグリップするので、ドライ用のVittoria Terreno DRYチューブラーで走れそう。今シーズン、ぬかるんでてもDRYを選択することがしばしば。今日もそんな感じ。

そしてスタート。
センター付近からのスタートだったが、スタートレーンがちょうどぬかるんでいる場所だったため、自分もとなりの小久保選手もスタートでダッシュがかからず一瞬出遅れる。

そして、自分はその後もズルズルとポジションを下げて一時は20番手くらいまで順位を落とし「こりゃ、今日はダメな日だな」と一時は諦めた。
でも、当初考えた通り、砂はしっかり乗車でこなし、砂の度に消耗を抑えながらポジションを上げていった。
中盤にポジションを上げられない時間帯も有ったけど、ラスト3周くらいから前の選手が垂れて落ちてきて、そう言う選手をしっかりパスしていたら、最終周回の砂セクションで全日本でも接戦だった重田ケンゴ選手をキャッチ。
砂を終えて一番脚に来ている所で現れる登りセクションをきっちり踏み抜いて重田選手もパス。
そのままポジションを譲らす6位でフィニッシュ。

重要レースも一段落し、この日は肩の力を抜いて楽しいレースが出来た感じ。
ただ、思っていたよりも体が動いた分「これならもっとちゃんと練習しておけば良かった」と思ってしまった。
この後はJCX最終戦のワイルドネイチャーが控えているので、徐々にコンディションを上げて、もう一度フルメンバーのレースをしっかり戦えるようにトレーニングしていきます。

Photo by Kazutaka Inoue

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