【選手レースレポート】スーパークロス野辺山 向山浩司
先日の野辺山シクロクロス。
最近調子が良いので自信を持って臨んだのですが、完全に力負けしました。
全然まだまだ甘かったです。
例年より少し早い時期で暖かい野辺山。
まだ夜中に霜柱が立たないようで、コースはほぼドライ。何年か前もドライの野辺山が有ったけど、野辺山は完全トライだと砂利が浮いて逆にスリッピーになる。
試走をしてみると、ドライタイヤでもいけそうだけど、場所によってルーズな場所が有るからノーマルパターンが無難と判断。Vittoria Terreno MIX 33mmチューブラーでスタートすることに。
そして、上位カテゴリーだけに登場する小川を渡るキャニオン。
年々幅が広がっていると言われているので無難に降りてクリアしようかと思ったけど、試走中に丸ちゃん(丸山選手)が目の前で乗車クリアしたら、恐ろしいほど差が付いたので、「こんなに差が付くなら乗車でクリアしないと話にならないな」と判断。
試走時間の終盤で飛ぶ練習をして乗車クリアで行く作戦に変更。
でスタートラインへ。
どう言う集計方法でこうなったか分からないけど、なぜか最前列に並ばせて頂く(※一応この時点ではJCXランキング10位)。
誉れ高き野辺山シクロクロスの最前列なんてなかなか経験できないから有難い。
そして、戦術的にも通常のレースより1周目のポジション争いが激しい野辺山で最前列スタートはかなり有利。
この時点で完走なんて当たり前だと思っていた。気温も高いし、考えられる好条件全てが揃っていた。過去最高の走りが出来ると思っていた。
そしてスタート。
スタートはまあまあ決まり、前から10番くらいで舗装の登りに突入。
しかし、この舗装の登りでかかりが悪かった。
「まだ長いし無理せず行こう」と少しポジションを下げながらも無理のないペースで登りをクリア。
案の定、この登りだけ無理した選手も多く、そう言う選手は簡単にパスできた。
そして2周目。他は良いペースで走れるけど、やっぱり舗装の登りだけはかかりが悪く。この区間が踏めない状態は最後まで続いてしまった。
結局、他でパスした選手にも登りで抜き返されたりして、順位も微妙な位置で停滞し、むしろ徐々に番手を落としていく感じ。
攻める戦略に出た小川越えのキャニオンも、結局周りも全員飛んでいてアドバンテージにはならず。
それでもUCIポイントには届きそうにないものの、普通に完走くらいは出来ると思って走っていた終盤。
トップの聖が思いのほか近い位置を走っていて、意外と完走ギリギリだと気付く。
そしてラスト1周に入る最後の関門でタイムアウトになって終了。今回お目こぼしはなかった。
-1Lapで19位。
まさか完走出来ないと思っていなかったので、この結果はかなりショック。
最近調子が良いと思っていたのに力負けして自信喪失です。
正直なんでこんなにダメだったか分からない。強いて言えば疲れが残って脚が重たかった気がするけど、それでももっと踏めると思っていた。
とは言え、まだまだ烏丸半島、全日本選手権と重要レースが続くので、修正できるところは修正して、次のレースで結果を残せるように頑張ります。