【選手レースレポート】湘南CX#3 向山浩司

先週末は湘南シクロクロスの中井大会に出場しました。
会場は中井運動公園。長い階段が特徴的なコースです。

階段対策として今回は機材面で色々と思う所が有りました。
と言うのも、昨年まではMERIDAのCYCLOCROSSカーボンのカンチブレーキ仕様に乗っており、重量は7.5kg。
今シーズンはディスクブレーキ仕様のリドレーX-NIGHTに乗り換え、コーナーリング等の走行性能は向上したものの、重量だけは500g増し。
この500gが担いだ時に大きいんです。

ちなみに、重量増はフレームではなく、カンチブレーキからディスクブレーキに移行したためどうしてもパーツ類の重量増が避けられなかったんです。
カンチブレーキ仕様の時からコンポはアルテグラDi2。個人的にはGRXよりもロードで使い慣れているアルテグラのブラケットの握り心地を優先してディスクブレーキに移行してもメインコンポはディスクブレーキ仕様のアルテグラDi2。2台必要なシクロクロスの場合、なかなかデュラエースで2台揃えるのはハードルが高いので、これが現実的な選択肢なんじゃないかと。

ただ、重いんですよ。
ディスクブレーキ仕様のアルテグラが。
重量だけ考えればSRAMのForce1とかにした方が遙かに軽くなりますね。とは言え、オフロードの悪条件下でも変速性能が低下しないDi2も魅力的なので、Di2を使っている訳なのですが。普段は良いけど、こう言う担ぐコースでは色々考えさせられます。

他の部分で軽量化をと思い、ホイールは超軽量なtuneハブを使用したカーボンホイール。しかも完全ドライだったのでタイヤはダイヤ目仕様のVittoria Terreno DRYを装着。空気圧は無難に1.6気圧で。

そしてスタート。
最前列スタートでスタート自体も上手く決まり、先頭で階段へ。
ただ、階段に入ってから2人に抜かれる。最初の階段からそんなに無理してあげたら後で苦しくなりそうなので追走はあえてせず。まあ、良い方を替えれば追走できなかったとも言う。。。

その後、チームメイトの小久保君にもパスされて序盤は4番前後でレースを進める。
長い階段と言う不慣れなセクションも考慮し、どこでタイム稼いで、どこで休むか色々考えながら中盤以降の追い上げに備える。

何て言っていたらトラブル発生。
グランド側の乗車でクリアするキャンバーでグリップ失って後輪が空転した拍子に左ひざをハンドルに強打。
これがかなり痛い。アドレナリン出てても痛い。

その後1周、痛みでペースも上げられないまま、やめるか続行か考えながら周回。
痛いけど座って漕いでいる分には我慢できそうなのでレースは続けることに。「座って」と言ったのはダンシングは普通に痛いから。それでもコーナー立ち上がりのダッシュは痛いのを我慢してダンシングでこなす。

ひざ打ったのは自分のせいだし、走れるならレースは捨てないように取り組む。
ちなみにこの日唯一良かったのは、前後ダイヤ目のTerreno DRYがどハマりだったこと。厳しいコーナーリングも無いコースだったので、ノブが無くてもノーストレスで走れた。こう言う条件なら踏みが軽いタイヤに限る。

あと若干残念と言うか、一部の人に申し訳ないのが、レース前にシクロクロス講座をやったんだけど、その時に急な登りから階段に入って行くところについて「階段に入って行く時にここで降りて、ここから担ぎ」なんて話をしていたんだけど、中盤以降は脚が無くなってきて、自分が言っていた降車ポイントより遙かに手前から降車して担いでいる自分がいて、偉そうなことを言っておきながら、自分で言ったことが出来ていないのが若干残念だった。まあ、その辺は「レースは臨機応変に」と言うことで。。。

そんな感じで悪いなりにベストを尽くして7位でゴール。7位。微妙な順位だ。。。

振り返ると蔵王から凡ミスでレースを台無しにするレースが続いている。
今一度「1時間ベストな走りが出来た」と言うレースが出来るよう、残りのレースを頑張ります。

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