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レースレポート

【選手レースレポート】東北CX#2 向山浩司

2019/10/30

山形県の寒河江で開催された東北シクロクロスのさがえラウンドに出場しました。

今シーズンは9月初旬に中国遠征でシーズンインして、9月下旬に公式レースじゃないけど稲城クロスを走りました。
そこから2週間おき小貝川、寒河江とつなぐプランでしたが、小貝川が台風で中止になったため、この寒河江が国内公式戦の初戦。
小貝川が中止になったのは痛かったですね。まあ、皆条件は一緒なんだけど。
気付けば稲城から1ヶ月レースの間隔が空いたのでレース強度に体が慣れてないし、そもそも自分のコンディションがどこまで上がってるかイマイチわからない。
しかも、国内で稲城しか走ってないのに気付けば全日本まで1ヶ月半。そんな感じで不安要素が色々ある中での出走でした。

そして今回のレースの最大のミッションはUCIポイントを獲得すること。
寒河江のコースは相性が良く、昨年もここでUCIポイントを獲得しているし、JCX指定のレースではない分、強豪選手も少なめ。
順当にいけばUCIポイントは取れるので、ここは1つでも上の順位を狙っていきたい。そしていつも倒せない選手を倒してNEXTレベルを目指したいところ。

そんな不安と期待を持っての参戦でした。

会場入りは土曜日。
午後に到着し軽めに試走したけど、雨の影響でウェット気味で寒河江らしい重馬場。平たんで直線の多いコースでパワーが必要なコース。
1時間踏み倒すから、最後は脚攣りかけでヘロヘロになりながら回す感じになりそう。まあ、そこも例年通りなんですけど。

最近、高速レースを意識してサドルを少し上げていたけど、試走したらトルクが必要そうなので、サドルを下げて対応。結局、前から馴染んでるポジションがちょうど良い。。。

当日は朝方に雨が降ったけど、午前中に上がって、昼の試走のころには徐々に乾いてきた感じ。
直前に試走した感じではタイヤはヴィットリアのTERRENOチューブラーでマット用のWETよりノーマルなMIXがちょうど良い感じ。
空気圧は、いつもはコーナーでの踏ん張りを求めて少し高めの1.7気圧にしてるけど、そんなに激しいコーナーも無いのでバンピーなコースと合うように1.65気圧にセッティング。
ヴィットリアのチューブラーはサイドがしなやかなので、空気圧を管理してやればどんなシチュエーションでも使いやすいですね。
試走でいい感じの手応えを感じつついよいよスタートへ。

スタートは2列目センター。聖の後ろでジャンプアップを狙う。
ところがスタート大失敗!
ペダルを踏み外して遅れてしまい、集団に埋もれる(ある意味いつも通りか。。。)
最初のワチャワチャしてる間はどうしようもないので、半周様子を見て、周りが緩んだタイミングで、裏の直線区間でガンガン順位を上げていく。
ただ、最初に出遅れて焦ったのか、珍しく序盤からオーバーペース気味にプッシュしてしまう。
2周目には6位までポジションアップして、もっと抜いて行くつもりだったが、急激に苦しくなって、意図的にペースダウンしてしのぐ。
もっと前を追いたい気持ちとは裏腹に、ポジション下げながら回復を図る。
このペースダウンで3周目だけラップタイムが1分も遅くなり、これが最終的に痛手になった感じ。まあ、あの時はそうするしかなかったけど。

そんな中、諏訪監督から『周りは自転車交換してるぞ』と指示。
実はこれレース前に諏訪さんにお願いしていた指示なんです。
レース中、前後に選手がいる競った状況だとついついピットに入るのを忘れてしまう。忘れると言うか、タイムロスをしたくないのでどうしてもピットに入らずに引っ張ってしまう。
そこでレース前に「周りがピットに入り始めたら教えて下さい」と頼んでおいたのです。実際、声をかけてもらうまでピットに入るつもりは全然なかった。
でも、この指示をもらって、半周後にバイク交換したらバイクが軽い軽い。そんなに汚れてないつもりでも、やっぱりバイクは汚れてて泥で重くなっていたようです。
いいタイミングでバイク交換できて『やっぱりシクロクロスはチームで戦ってるんだな』とピットクルーに感謝した次第です。

4週目以降、なんとかペースを元に戻し、前を走る小坂パパを追いかけていくけど、気付けば後ろから5人くらいのパックが差を詰めてくる状況に。
2人くらいのパックなら、追い付かれてからでも色々戦略は有るけど、5人のパックは分が悪い。
何とか追い付かれないように1時間続けられるギリギリのペースで逃げようとする。しかし、後ろの方がペースが速く5周目かに6周目捕まってしまった。

さて、捕まりたくなかったけど、捕まってからどうしようかな。
とりあえず捕まったパックの中ほどに入って1周様子を見ることにする。
どうも、追いかけてきたパックも急激にペース上げて追ってきたらしく、皆脚がいっぱいな様子。これならどこかのタイミングでペースアップしたらパックをバラバラにできるなと感じた。
それでも単走で脚に来ていたので1周は休もうとしていた矢先、スワコの村山選手がペースアップ。この時、2番手につけていた臼杵のケンゴが脚いっぱいだったらしく中切れしてしまう。
とりあえず村山選手を追わないといけないので自力で村山選手に追いつく。そして1周休みたかったけど、動きが有ったので少し早めにパックをばらしにかかる。

ここで付いてきたのは村山選手のみ。この時点で9位・10位争い。このまま2人で行けばとりあえずUCIポイント圏内。もちろんここは協力して後ろを引き離す。
テクニカルセクションは自分の方がリズムよく踏めていたので、テクニカルセクションは自分が前に出てペースを上げていく。

そして最終周回。目論見通り後ろを引き離し順当にいけばUCIポイントは堅い。しかも、前方ではPAXの山田選手が急激にペースダウンをしている。メカトラか脚でも攣ったっぽい感じ。
残り距離を考えるとここまでは届きそう。山田選手を捕まえれば8位。ここは狙っていく。自力でペースアップして裏の直線で山田選手を捕らえ、後ろについていた村山選手もここまでのペースアップで後ろについているのがやっとな感じ。
最後は8位を手堅く取るために最終ピットを過ぎてからもう1段スピードアップ。ここまでも踏んでいたからしんどいけど最後にひと踏ん張り。

そのまま無事8位でゴール。必達目標だったUCIポイントも無事取れた。

今回のレースを振り返ると、序盤のオーバーペースがたたってペースを落としたのが唯一のミス。
とは言え、もっと上を目指すには序盤はあれくらいのペース走れないと前のパックに入れない。レースの間隔が空いてレース負荷に慣れてなかったのもあるけど、序盤のハイペース対応は今後の課題ですね。
中盤以降は周りを見ながら淡々と走れたけど、ラップタイムがもう10秒早ければ全然違う場所で戦えるので、そこも鍛えていきたいです。

とは言え、課題を感じつつも今回のレースはシーズンインにしては合格点だったと思います。
次は幕張。泥でトリッキーなレースになりそうですが、レースの流れを読みながら上位を目指していきます。

PHOTO BY 春日部写真店

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