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レースレポート

関西シクロクロス#3(JCX/UCI) 中村龍太郎

前日の夜に神戸からマキノに入る。
今回は試走が朝一番しかできないということで前日入り。 天気予報は軒並み雨マークで、西のレースとはいえスキー場を走るマキノは気温が低い。
前回参加したのは二年前で完全にドライだったけど、外人さんと交錯して落車しホイールがお亡くなりになった苦い思い出がある。
イナーメ時代に奇跡の8位入賞も果たしたことのあるマキノだが、WETコンディションは初めて。
芝が濡れると滑りそうだな、と思ったけど実際のコースは芝が一切見えない泥オンリーのコースに。
タイヤはvittoria『Terreno(テレーノ)』のWET。
最近はドロドロのレースが続き、wetの選択が妥当に見えるが、暑いレースになった取手でもWETだった。
というのも一個一個のブロックが小さい割にグリップしてくれて、もちろん芝の上でもそこまで重い感じが無い。
昨年までMADで轟音を撒き散らしながら走っていた僕にとっては今回のグレードアップは嬉しい報せなのである。このままだと通年でWETを使ってしまいそうだ。 UCI選手のみの試走は選手が少ない状態なのでシケイン以外は乗車で乗り越えられた。だがレースになると話が違う。加えて他のカテゴリーが進むと共に雨足が強くなり、見ている方が楽しいと思えてくる。

今回からvittoria Japan 様からテントを供給していただいており、その下で自宅から持っていった灯油ストーブで暖をとる。
関西まで持ってくるのは荷物になったけど有るのと無いのとじゃ大違いだったから、正解だった。
ひたすら前日に戴いたバラ寿司を食べて(なんやかんやで嫁の分も食べちゃう)補給はバッチリ。
FEEDBACKでローラーをしながらATHLETUNEの黒白を一つずつ。

13:10スタートの30分前には赤も摂取。 気温が低くてトイレが近かったので一度招集場所に行って、時間あるな、と勘違いして軽量化へ。 戻って来たら30番台をコールしていて慌てて滑り込む。10番をつけていたのに4列目。スタートが重要なだけに意気消沈。
雨は降っていなかったけど山の中の天候は変わりやすいので、SALICEのレンズは透明にして帽子をかぶる。

笛の音で前が出ていく。
自分の左前の選手がギアが重い+クリート嵌らないのか遅い。そのおかげでできたスペースに滑り込み踏むが、僕もキャッチを失敗していた。
中盤で最初のコーナーに入る。コーナーでもイン側を刺して前に前に上がっていく。多少体をぶつけられてもぶれない体幹はある。
PITを過ぎて舗装路を出て階段へ。右側のラインが自転車をちょっと左に倒していけば段差を避けて乗車でクリアできることは試走で確認済み。
だいぶ人数を抜くことが出来て10位まで上がることができる。これで軽量化遅れを解消。

その後の頂上まで一気に駆け上がるのは前が詰まっていたので早々に降りて自転車を押す。
どうしてもリムに泥の膜が出来てしまい、V字キャンバーは止まらなくなる。 危険だと思ったので自転車を飛び降りて足で勢いを止める。冷静に走れていたので今回も落車は無かった。
PITを過ぎて重たい泥を進み前を追う。しかし二周が完了したところでチェーン落ち。
フロントシングルになるとFDがいらなくなり、考えがシンプルになるので気に入っていて、しかも今シーズンはチェーン落ちがなかった。
FDがある場合はGDがチェーンウォッチャーの役割も担ってくれるので、泥がチェーンに付着してそれが干渉してチェーンリングから脱落しかけても FDがあるので外れるまでには至らない(全く外れないわけではないが)。 今回の自分は計6回チェーン落ちをさせてしまった。
下りでチェーンがばたついて外れたのもあれば、普通に踏んでて外れたこともあり、こればっかりは仕方ない。 こまめにバイクを交換していたつもりだったが、一周に一回ペースで交換しても良かったかもしれない。
前に追い付きそうなところで落として離れるという繰り返しで、後ろの選手とは離れていて抜かされることは無かったので精神的に余裕があった。
落ち着いて直してPITで交換。PITで渡すときに短く問題を叫ぶのも忘れない。
マキノの下りは泥の中に段差があって二回リム打ちさせてしまい、ブラケットが下にズレルという事態に陥った。 ブレーキワイヤーが引っ張られた状態になり、ブレーキを擦ったまま走ることになる。 幸いにも一回目はすぐにPITだったので良かったが、二回目は既に最終周に入っていたので焦った。
泥の下りで自転車を滑らせながら走るのはじゃじゃ馬を乗りこなしているようで楽しく、他の選手に比べて下りのスピードは速かったように思う。
というか下りで踏んでも泥が抵抗になってスピードが勝手に落ちるので、ブレーキを握る必要が無いことに走っているうちに気付き、 しかもTerrenoWETのグリップが良かったので自信を持ってとばせた。
今回は空気圧を前輪1.7barで後輪は1.6bar。アスファルトでもヨレルことが無い。
去年まではとりあえず2barだったが、今年は意外に低圧でも走れている。
順位は10位のまま推移していたが最後に前田選手を抜いて9位に。安定して1桁で帰ってこれるようになっていて、自信もついてきた。
招集に遅れたのは戴けないが、落ち着いてポジションをあげて最後まで楽しめたのが良かったと思う。

サポートと応援ありがとうございました。次は野辺山二連戦です。

PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)

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