湘南#3 藤田拓海

1月9日の湘南シクロクロス第3戦は、2017年に入って初めてのレースだった。
コースは例年のキャンバー区間が無くなりど平坦。JCX寒河江のような高速ステージとなった。

スタートは1列目。自分の実力を考えると1列目でスタート地点に居られる事はあまり無いので、今日は勝ちを狙っていた。そしてレーススタート。
クリートキャッチは上手くいったものの、その後のコーナーで少し後退してしまう。6番手辺りを走行していたが、1周目という事もあり然程先頭とのアドバンテージは無かった。そして2周目までには先頭集団に追いつくことができた。

3周完了した辺りで集団は7人ほど。レース前の予想通り、ロードレースのようなシナリオで進んでいく。集団を形成し、その中で選手達がローテーションをしていく。しかしローテーションに参加できない選手は、後ろでただキツそうな感じ。そこに追い打ちをかけるかのようにアクアタマの青木さんが平坦区間で強烈な引き。これにより後ろにいた選手は千切れ集団は4人に絞られた。

残り周回が半分を過ぎた辺り、徐々に私も苦しくなってきた。あの青木さんの強烈な引きに私も脚を使わされてしまい、集中力が切れかけてきてた。そんな局面で私が泥区間でミスをしてしまう。この間に先頭との差が5秒程にまで広がっていた。慌ててはいけない。自分にそう言い聞かせながら先頭を猛追する。そして半周を使い、なんとか先頭集団に復帰した。

レースは終盤戦へと突入し残り3周。そろそろペースアップがきてもおかしくは無いと思っていたのだが、思いの外集団のペースが上がらない。ここは集団の前へは出ず、追走の際に上がった心拍を落ち着かせる。その後は特に集団に動きはなく、いよいよ最終周回へと入る。

まだ集団最後尾にいた私は、勝つには逃げるしかないと思ったので、ストレート区間でアタックを試みた。半周逃げの賭けに出た。集団は反応しきれていない様子だったので、ここぞとばかりにコーナーの立ち上がりでもがきまくる。ここで集団は3人。心臓が飛び出そうになるくらいキツかったが、前を死守するために絶対にペースは落とさなかった。シケインを越え、後ろを見たら余裕を持ってゴールできると確信し、最終コーナーを慎重にクリアする。過去2大会、ここ開成では良いところまでは行けるものの、何かとドラマを起こしてきた私だったが、ついに因縁を晴らす時を迎える事ができたのだ。それもC1初優勝。本当に嬉しい。

しかし、勝ったからと言ってもレースでは課題点が見つかった。コーナーの立ち上がりでギアを踏み過ぎていた点だ。この点を踏まえた上で今週の蔵王に備えたい。

ようやくC1で勝つ事ができて本当に嬉しいです。これも自分たちをサポートして下さる方々のおかげです。ありがとうございました!来週もこの調子で頑張りますので応援よろしくお願いします!

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